動物とお話できたらいいな! でも、そんなことはマンガや夢の世界のこと、 現実にお話なんてできるわけないって、そう思っていました。 けれど、もしかしたらそれは夢物語なんかじゃなくて、 お話したい!という強い気持ちがあれば、動物とお話できるんじゃないのかな?って、 そう思い、私はアニマルコミュニケーションの世界へと飛び込んだのです。 大切な宝物「くるみ」の、小さな小さな声を聴くために。 テレパシーでお話するっていうと何だか怪しいと思うかもしれないけれど、 その昔、人はテレパシーを使って意思の疎通をしていたのだそうです。 でも、文明の発達とともにその能力も退化してしまいました。 直感や第六感などもテレパシーなんですね。 虫の知らせもそのようです。 私も幾度か経験ありますが、あのタレントしばらく見てないな〜 なんて考えていると、だいたい数日中に突然テレビで見たり、 しばらく連絡をとっていない友達のことを思っていると、メールが来たり。 こんな経験は、誰もが知らないうちにしているのではないでしょうか。 アニマルコミュニケーションに関しては、詳しく書きませんが、 興味のある方は、本など探してみてくださいね。 くるみとは『ハートスペース』という私の心の中にある場所でお話します。 なぜなら、頭の中でお話しようとしても、彼らの声は何も聴こえてこないから。 その場所には、大きな木があって果物も実り、草花が絨毯のように生い茂って。 そして鳥達がさえずり、気持ちの良い風が吹いていて、小川も流れています。 私はその大きな木に寄りかかって座り、そこからの景色を眺めて深呼吸。 そして、こちらの準備が整ったら『くーちゃぁぁん』って声をかけます。 すると、遠くの草の中からくるみが走ってきてくれるんですね。 呼ぶ前から待ってるときもあったり! くるみは、しばらく草をクンクンしたり転がったり、この場所を楽しんでいる様子。 そして、お互いに落ち着いたところでお話のスタートです。 くるみは耳に心地良いコトバだけじゃなく、アメとムチを上手に使い分け、 私を励ましたり応援したり、優しく諭したり叱ったりしてくれます。 魂のレベルでは、ただの犬ではないんですね。 くるみから学ぶことって本当にたくさんあります。 くるみに限らず、動物たちは私達と同じように喜怒哀楽はもちろん、 彼らなりに、いろいろと思いを廻らせている感情の生き物です。 人間に可愛がられるだけのペットとしてではなく、 彼らの気持ちや考えを知ることができれば、 今まで以上にお互いが幸せに暮らしていけるのではないかと思います。 動物と縁のある人も、そうじゃない人も、 私とくるみのないしょ話、ちょっとだけ覗いてみませんか? 過去でも未来でもなく『今を生きる』くるみとの会話です 他愛の無い日常会話から深い深〜いメッセージまで、 こんなことを考えながら毎日を過ごしているんだよ、ということを、 少しでも多くの人達に知っていただきたいと思い、出版するに至りました。 『星の王子さま』に私の好きなコトバがあります。 ―心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。 かんじんなことは、目に見えないんだよ― |