立ち読み


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蜂空へひかりの中にひかりつつ


背泳ぎに大きな月がついてくる


清滝に青き闇あり蛍狩


兜虫捕りて少年王となる


人格をしのびつつ寄る大夏木


夏の海家族は舟とふと思ふ


遠花火妻と決めゐし掌とおもふ


星涼しグラスに氷触れて鳴る


時計透けて秋の心臓見る如し


みやこびと時雨と悉(し)りてうろたへず


<続く>


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