【 春の原色 】
フィトンチッドが青々と萌え あたりに春を芽吹かせる 傍ら 手を絆ぎ 通学路を染めゆく 初初しき 子等の躍動 桜は そんな華やぎに 可憐な花びらを差し出して ほんのり、と 彩りを添えた
【 葉脈 】
熱りを遮る葉影の下で 陽宿りをした この夏も過き そして 風は 湿潤の羽衣を剥ぎながら 秋を迎えた 爽やかな風で 山間を撫でながら 葉脈の 一筋 一筋に息吹を与え やがて 色めき立つ その 華やぎといったら・・・
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