マヤ文字入門




データ

作者名 作品の分類 ページ数
山瀬暢士 歴史・考古学 114

書籍サイズ 定価(税込・円) ISBN
B5 1,980 978-4-901351-40-9




概要
『マヤ文明』の姉妹書にして、日本で最初のマヤ文字の解読書。

16世紀初頭、キューバから発ったスペインの探検隊はメキシコのユカタン半島において高度な都市文明を営むマヤ人たちと遭遇した。……スペイン人の前にアステカ・インカ帝国といった強大な帝国は瞬く間に打ち破られた。しかし、奥深いジャングルの湖に浮かぶ島タヤサルを首都としたマヤ族の一王国は、17世紀の後半まで強国スペインに抵抗を続けたのである。

19世紀以降ヨーロッパ人は、マヤ人たちが大昔に放棄した密林地帯に、かつてマヤ人たちが大都市を作り上げていた証拠を次々と見出し、奇怪な文字で書かれた石碑群を見て驚嘆した。マヤ人すら忘れ去っていたそれらの都市は、あるいはアトランティス文明のものではないかともいわれ、この忘れ去られた神秘の文明の起源の解明に人々は乗り出した。……

かつて未知の文字といわれたマヤ文字の解読の成果を余すところなく取り入れ、ジャングルの中に忘れ去られた古代マヤ王たちの歴史を克明に再現。また、古代マヤ文明崩壊以降のマヤの諸王朝のみならず、これまでの概説書では簡略に扱われていたスペイン人の征服・支配時代についても十分な解説がなされている。学生のみならず、現地に遺跡観光に行かれる一般読者にも推奨する一冊。

著者は気鋭の歴史人類学者・山瀬暢士氏(Ph.D.)。

目次
著者前書き

1 : マヤ文明とマヤ文字

2 : マヤ文字碑文の解読

3 : どれくらいのマヤ文字が読まれているか?

4 : マヤ文字解読の実践
    書く
    碑文の読み方の順序
    マヤ象形文字で名前を書こう
    表意文字
    紋章文字
    合成文字
    音声補足
    特別用法
    称号の使用AjとNa
    UとY
    TiとTa
    文法
    マヤ碑文に見られるマヤの暦
    長期暦計算
    練習問題1
    カレンダー・ラウンド
    260日暦
    365日暦
    補足情報
    夜神(G9)
    月シリーズ(ルナー・シリーズ)
    ディスタンス・ナンバー

5 : マヤ碑文を読む
    練習問題2
    練習問題3
    練習問題4
    解読の実践
    練習問題5
    練習問題6
    練習問題7

6 : マヤ絵文書

7 : 用語解説

(マヤ文字の解読研究の手引きに関して)


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